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仏壇や仏具について

仏壇の意味や歴史について知っておく
仏壇とは、仏様を祀る場所です。日本人は亡くなったご先祖様は仏様になるという考えが広く浸透しているため、ご先祖様を祀る場所でもあると言えるでしょう。
中を見ると、中央にくびれた台があります。この部分は「須弥壇(しゅみだん)」と言い、こちらは仏教寺院において本尊を安置する場所であり、周りより一段高く設けられた場所を指します。須弥壇の上には「宮殿(くうでん)」があり、お寺では本堂に当たるものです。つまり、仏壇とは小さいながらも、構造としてはお寺と同じようなものであるということです。
その歴史は、天武天皇の頃が始まりと言われていますが、形は今とは異なっていました。室町時代には多くの方が浄土真宗を信仰し、各家で持つことを勧められたため、徐々に庶民の間にもこの習慣が浸透し、江戸時代には今日と同じような形でお祀りすることが一般的になったと言われています。

仏壇の種類と選び方のポイントを理解する
仏壇の種類は、大きく分けて2種類あります。
伝統型のものは内部が金箔で飾られた「金仏壇」と、木の美しい木目を生かした「唐木仏壇」にさらに分けられます。前者は各宗派によって内部の飾りが異なります。また、江戸時代からの歴史を持つ伝統工芸品としても知られており、有名なものとしては名古屋、滋賀県彦根市、鹿児島県川辺で製造されるものがあります。その工程は複雑で、木地の組み合わせ・塗り・金箔加工・彩飾・彫刻など、それぞれに専門の職人がいるほどです。完成した仏壇はまさに荘厳で、浄土の世界を思い見ることができます。
後者は宗派によって違いはなく、製造地としては静岡県と徳島県がよく知られていますが、近年では中国やインドネシアでも生産されています。材料は国産の桑やケヤキ・屋久杉・東南アジア産の黒壇・紫壇・鉄刀木などが使用されます。宗派や家族の意向、予算などを考慮して選ぶことが必要です。他に仏壇の種類としては、「家具調」、「手元供養」、「神徒壇」「神棚」などが上げられます。

仏具はどんなものを揃えたら良いのか
中にお祀りするものとしてご本尊とお位牌は欠かせませんが、仏具として最低限必要なものとしては、線香立て(香炉)・蝋燭立て・花立てが挙げられます。この3つは「三具足」と言われます。
正式な形式は香炉を中心に花立て、蝋燭立てを両側に一対ずつ飾る「五具足」ですが、通常は三具足で足りるとされています。もっとも宗派によって大きく異なるため、注意が必要です。
香炉にもいくつかの種類があり、主に焼香用に使用される火舎香炉、線香用に使用される土香炉・前香炉・長香炉などがあります。また、花は日本の仏教において故人を供養するために重要な意味を持ちます。特に菊は古くから邪気を払う花としてお供えに欠かせない種類として知られています。
そのため、花立ては欠かせない仏具と言えるでしょう。蝋燭立ては宗派によってデザインが異なるため、前もって調べておく必要があります。最近では故人が好きだったものをモチーフにデザインした「好物ロウソク」を立てることも人気です。ほかにも木魚やリン、仏飯器といった仏具があります。

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