老人ホームの種類と選び方について
老人ホームの主要な6タイプをご紹介
老人ホームにはさまざまな種類が存在しています。大きく分類すると、老人ホームは6種類の施設に分けられます
単に老人ホームと言う場合には、「有料老人ホーム」を指すケースが多くなっています。1つ目の有料老人ホームは個室になっており、食事や洗濯・掃除などの家事サービスから介護サービスなどを提供している施設が多く見られます。健康体であれば、自分の家で暮らしているのと同じようなスタイルで生活できます。
介護が必要になると、2つ目「特別養護老人ホーム」と呼ばれる施設への入所が可能となります。要介護度1以上の高齢者が対象とされており、通常の介護施設より費用が安く設定されています。
3つ目の種類に、「老人保健施設」があります。こちらはリハビリを主目的とした施設です。このため短期入所が基本とされており、3ヶ月前後で退所する人が多いです。
4つ目は「グループホーム」と呼ばれる形式です。グループホームは認知症の方が共同で生活する場所であり、身の回りの介助や機能訓練などのサービスが受けられます。
5つ目が「ケアハウス」と呼ばれる施設であり、この施設は軽度の要介護者を対象にしています。日常生活を自立させることを目的とした高齢者のための施設です。
最後に、「サービス付き高齢者住宅」があります。自分のペースで生活を送ることができ、高齢者対策としてバリアフリーの設備が充実しています。
介護施設を選ぶ時には情報収集から
介護施設を選ぶ基準ですが、まず上で紹介したタイプの中から、自分の健康状態をベースにすると、どの施設が適しているかを考えましょう。身体的介護が必要な場合と、家の外での活動を目的とする場合では選ぶ施設が変ってきます。
その上で、まずは住んでいるエリアにどのような施設があるか、インターネットなどを使って情報収集をすることが大切になります。
情報収集をする中で、めぼしいホームがいくつか見つかったら、そのホームに資料請求をしてみましょう。パンフレットには、より詳しい施設に関する情報が記載されているため、内容を細かく検討することができます。
資料請求に関しては、できるだけさまざまな施設に対して行うことが望ましいです。施設ごとの入所条件やサービス内容を細かく比較し、2~3の施設に候補を絞り込んでいきましょう。
老人ホームを見学して雰囲気を実感してみる
パンフレットを見れば、各施設の概要をより深く理解できます。しかし、それでも周辺の環境や施設内の雰囲気、スタッフと入所者の関係などは実際に目にしないと分かりません。
介護施設の中には、施設を見学できるようにしているケースが多く見られます。そのため、入所申し込みをする前に、実際に現地を見学してみることができます。見学することによって、さらに細かい部分まで候補同士を比較すれば、後悔しない介護施設選びができるはずです。
中には、体験入居制度を用意している介護施設もあります。これは文字通り、実際に短期間施設に入所してみて、場の雰囲気を体験してみることができるサービスです。
入所することを想定して施設内で過ごすことができるため、体験入居制度は積極的に活用しましょう。
ご家族のいる方は、一緒に施設選びをする方法がおすすめです。信頼できるご家族にも見てもらって、どこなら安心してお願いできるか一緒に比較してもらいましょう。