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高齢者見守りサービスの内容

高齢者の異変にいち早く気付くためのサービス
高齢化が進むとともに増えているのが、独居老人です。核家族化が進む現在、配偶者に先立たれ、なかなか子どもたちとも同居できないと一人暮らしになるお年寄りも増えています。独居老人の場合、問題になるのは体調の異変が起きた時に周囲が気付けない恐れがあるという点です。
中には孤独死をしてしまい、しばらく気付かれないこともあります。このような独居老人の異変に、いち早く気付くために介護事業や警備会社の中には、高齢者見守りサービスを実施しているところも増えています。
事業所によってサービス内容は異なりますが、まず定期的に自宅を訪問するサービスがあります。独居老人を中心として、体調に異変がないかを確認します。また、日常生活や防犯に関するアドバイスなども必要に応じて行います。
巡回しないサービスであっても、電話による定期的な確認を実施しています。電話で体調や生活面で変化がないか、きちんと応答してくれるかなどをチェックしてくれます。

体調の急変を見逃さないためのサービス
高齢者の場合、体調が急変することも十分に考えられます。例えば病気を急に発症する、転倒して大怪我をしてしまうなどです。症状によっては発見が遅れると、それが致命的な事態につながってしまうこともあり得ます。
そこで高齢者見守りサービスでは、24時間体調の急変に対応できるサービスを提供している会社があります。警備会社の中には、緊急用のストラップをサービス利用者に配布し、何か起きた時にそれを引っ張れば、警備会社の本部につながるようなシステムを導入しているところもあります。
健康相談できる専門のホットラインを設けている事業所も見られます。応対するオペレーターはいずれも看護師の資格を持っている専門家であるため、症状を伝えればどのように対処すべきか的確な助言がもらえます。

家族も安心できる高齢者見守りサービス
独居老人の場合、家族は遠いところで暮らしているケースも多いです。そうなると、なかなか頻繁に親元に足を運べないことでしょう。遠く離れた子どもたちも高齢者の状態をリアルタイムで把握できるように、高齢者見守りサービスには定期通知サービスも含まれています。
巡回や電話連絡などでお年寄りの健康状態が確認できると、メールもしくは電話で家族に状況を説明してくれます。決まった曜日・時間帯に連絡が入るシステムを導入している事業所もあります。携帯電話に連絡も入るため、外出中であってもしっかりと状況を把握できます。
高齢者と離れて暮らしているご家族は、常に心配で心が休まらないことでしょう。そういった場合、ここまで紹介した高齢者見守りサービスの活用を積極的に考えてみましょう。
高齢者見守りサービスの中には、地域住民と連携してサービスを提供しているところもあります。このサービスでは、近所で定期的に自宅訪問してくれる住民を選任します。こうすることで、地域社会とつながりを持てるようになる点も高齢者にとってはメリットと言えるでしょう。

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